グーグルの検索順位をアップして、ウェブ集客力の強化を目指す。これが従来のSEOの考え方でしたが、新しく注目されている考え方があります。
それがSXO対策です。
このページでは、一体それは何なのか?具体的に何をどうすればいいのか?その概要と最低限知っておきたい情報を、分かりやすくまとめています。
ウェブで英会話ビジネスの集客を検討している方は、今後順位だけでなく、SXO対策は必須になる可能性があります。
ぜひ参考にしてみてください。
SXO対策とは?
まずはじめにSXOとはSearch Experience Optimizationの略。
それで一体どんな意味があるのかというと、検索ユーザーの意図を理解したコンテンツを作成する「ユーザー重視」の施策になります。
かんたんに言えば、「質の高いコンテンツを作って、検索している人を満足させなさい」という話なのですが、これがウェブ集客に関係するのか?
その影響をざっくり解説すると、まず「検索順位」に関係してきます。
グーグルは検索結果を表示するだけでなく、ユーザーがアクセスしたサイトでどのように行動しているのかを、しっかりチェックしていると言われています。
例えば滞在時間。ページビュー。離脱率。
具体的な指標についてはあくまで推測にしかすぎませんが、検索結果の上位に表示されたとしても、グーグルから「ユーザーの満足度を満たせないサイトである」と判断された場合。
検索順位に影響してくる可能性があります。
ランキング100位→10位までアップしたサイトの話
この点について、個人的に強い気づきがあった経験をしたので、その情報を一部をこの記事を読んでいるあなたにシェアします。
話はこういうことです。
とある、アクセスするユーザーの層を非常にしぼったメディアを立ち上げました。ページ数はその当時で20ページほど。
新規ドメインで作ったばかりのサイトなので、当然すぐには上位表示はされません。
ところがサイトを公開後2ヶ月後・・・。
グーグルアナリティクス&サーチコンソールでアクセスやキーワードを確認していたところ、サイトの情報を必要としている「濃い」ユーザーからアクセスされていることを確認。
検索順位が30位40位にも関わらず、クリック率が非常に高く、なかには検索順位100位を超えているにも関わらず、アクセスされたページもありました。
「情報を本当に必要としている人は、検索結果を細かくチェックしているのだなぁ」と思っていた翌月。アクセスされたページの検索順位がなんと、20位まで突如と上がっていることを確認。
そして更に翌月。なんと10位に登場しました。もちろん、被リンク対策など一切なし。単純にコンテンツ対策だけで、という話です。
コンテンツの「質」は判断されている?
これは、1つのサイトで発見した気づきなので、この結果を一般化するには確証が不十分かもしれません。
ただ一つ言えるのは、本当に情報を必要としている人は、グーグルの検索順位関係なく、何ページでも検索結果に表示されたページを読む、という事実です。
そして、彼らのニーズを適切に満たすことによって、それが何らかの形でグーグルから評価され結果的に検索順位がアップする可能性がある、という現実です。
この意味で、SXO対策とは言わば、サイトというメディアの根本的な価値を見直す施策になると考えています。すなわち、「見る人の役に立つ」こと。ただ、その一点です。
SXO対策の本質
あなたがいかなる英会話ビジネスをしているにしろ、あなたのビジネスは、英語を必要とする誰かに対して、何らかの価値を提供しています。
そこで、あなたの価値を適切に評価する人を見つけることができれば、あなたも儲かるし、何より、あなたのビジネスを利用する人に満足してもらうことができます。
小手先のSEOにあくせくするのではなく、ユーザー視点を持ってサイトを調整すること。それが結果的に、SXO対策になります。
すなわち、あなたのビジネスを必要としている人は、
・どんなコンテンツを
・どのような形で
・どれくらいのボリュームで
・どれくらいの深さで
必要としているのかを徹底検証。「あなたのサービス(もしくは情報)を必要とする人」の目線に立ち内容を吟味。公開していきます。
その結果、あなたのコンテンツはまさにユーザーが必要とする情報となり、ユーザーから評価されるだけでなくグーグルからも評価される、という話です。
今後小手先のSEO対策で上位表示ができたところで、ユーザーが必要とする内容との間にミスマッチが起これば、あなたは集客の効果を実感できませんし、アクセスした人に、不要なストレスを与えてしまいます。
そして結果として、あなたもユーザーも満足しないのです。
これはきれいごとのように思えるかもしれませんが、個人的には今後、とても大切な考え方になってくると感じています。
すなわち、今後重視すべきなのは、見せかけのアクセス数ではなく、本当にあなたの情報を必要とし、あなたのビジネスの顧客となる人のアクセス数こそ、今後最も注視すべき指標になるのです。
まとめ
以上、SXO対策について、概要及び最低限知っておきたい考え方をご紹介しました。
ポイントはユーザー目線でウェブサイトのコンテンツを提供すること。それは、あなたが見せたい内容ではなく、見る人が「知りたい」「欲しい」と思うコンテンツを提供することです。
それは、あなたがビジネス目的でも同じです。
あなたの英会話ビジネスを必要としている人が何を求めているか?どのような形で、どのような方法で、どのような深さで情報を提供すれば、あなたに満足し、顧客となってくれるのか?
それを真剣に考えない限り、効果的なウェブ集客は今後難しくなる、という話です。
では一体何ができるか?
それはウェブサイトの根本に立ち返ることです。すなわち見る人を第一優先。あなたが見せたいものではなく、あなたの英会話ビジネスを必要とする人が必要としているものを見せる。それも分かりやすく、親切に。
そうすれば、その試みはユーザーだけでなく、グーグルからも評価されます。以上、参考になれば幸いです。